近  況     2026年5月

 
 2026年5月7日 国会前で「法務省案ゆるすな!」

2026年5月15日、再審法見直し案が閣議決定された。
当初法務省が出していた案は「検察抗告を全面的に可能」とする案だったが、心ある自民党の一部議員により修正され、「検察官の不服申し立て(抗告)を原則禁止」とした。たとえ「原則」がついていてもうれしかった。
私は今79歳、現在の再審法、また法務省の当初案では私の命が間に合わないとの危惧があった。まだまだ抗告の全面禁止になっていないし、一雄が60年苦しんで、闘ってきた証拠開示については、現在より後退した内容になっている。狭山事件は、60年たっているにもかかわらず、弁護団が検察に証拠開示を求めても「関連性がない」「あるかないかも言えない」など不正義、不誠実な姿勢を取り続けている背景に、現在の再審法がある。見直し案も不十分な内容ではあるが、それでも、私は希望をつないだ。
国会前で、狭山の支援者や、多くの「法務省案を許さない」と闘う人たち、マスコミもこれまでになく、連日報道した。世論が動いた結果、岩盤と言われた法務省案を不十分でありながらも変えることができた。闘いはこれから。閣議決定の後は国会審議だ。この中で、えん罪被害者によりそった、法になるよう、国会議員の皆さんに頑張ってもらいたいし、私たちも声を挙げ続ける。

 5月15日、滋賀のよっちゃんから「再審法の改正を求める請願署名」が届く。「Nさんから頂いた署名転送します」とお手紙があった。心にしみた。

同日11時、埼玉新聞S記者からの電話取材。午後から歯医者に行く。

 5月14日、神奈川県部落解放共闘会議、部落解放神奈川県連主催の狭山集会が神奈川県立かながわ労働プラザで開かれた。
久しぶりの神奈川。毎年開かれていたが、この3~4年ほどは集会に参加できなかった。会場を埋め尽くす参加を頂いた。一雄が居たらきっと元気はつらつになっただろう。

 5月13日、眼科に。昨年9月に白内障の手術をしたが、まだ眼科に通っている。

5月12日、中央本部で弁護団会議

 5月11日、この日はノーモア!えん罪 国会前緊急行動があった。
そして一雄が亡くなって1年2か月の日。
午前中に、兵庫県から一雄の霊前に手を合わせたいと来て下さった方がいた。ありがとうございました。

1か月ほど前から冷凍庫が壊れていた。午後から修理に来てくれた。一雄に氷の入った水を久しぶりにお供えした。一雄は氷水が一番好きだった。

 5月9日~10日、大分県別府市で部落解放全国女性集会が開かれた。

 
 5月10日 全女:狭山分科会で 

5月9日、5時4分の狭山市発の電車で出かけ、10日帰ったのは午後10時前だった。
全国女性集会は、数ある集会の中で一番熱く共感、共鳴できる集会のように思う。2日目の狭山分科会にも沢山参加してくれた。一番うれしかったのは、徳島で、同じ職場でいた人が子どもさんと一緒に来てくれたこと。私が狭山に来るため、1997年に職場(労働組合)をやめた。30年近く前になる。私が職場を辞める1年前に入った彼女。机を並べて仕事をした。彼女が手をあげ「早智子さんと一緒に仕事をしました。何もわからない私に狭山の話をしてくれました」と報告してくれた。
耳の聞こえにくい私に東京の京子さんが発言内容をすべてノートに書いてくれた。最後に助言者から「私たちの心の中に石川さんはいる」と話された。
すべて感動の2日間だった。

 明日(5月17日)は緑フォーラムの人たちの現調。久しぶりに青森のSさんや、懐かしい人たちと出会える。

 毎日、忙しく、何が何やらわからないうちに日が過ぎる。
パソコンを使っていてもいっぱい間違い、大切な文章を削除し、焦りながら、もう一度書き直すこともしばしば。

毎朝一雄に「おはよう」と言って氷水を入れる事から始まる1日。
2025年3月11日に一雄が「行きたい」と言っていた63回目の5月23日が、もうすぐ来るよ。