近 況   2026年5月2日

 
 稲荷山公園

2026年5月1日~2日、徳島新聞の加治記者が取材に来られた。
「63年前の5月1日、狭山事件が起きたその日、P1時ごろから3時ごろまでインタビューし、その後、1日の夕方から夜にかけて、「自白」のコースを歩きたい。5月2日は、10時ごろから1時間ほどインタビューをしたあと、一雄さんがいつもウオーキングしていた「稲荷山公園」とジョギングをしていた「入間川の河川敷」(映画 「みえない手錠をはずすまで」に出てくる河川敷)に行きたい」と伺っていた。
加治記者は2026年3月13日から徳島新聞に「ウグイスの唄」の連載をされている。5月2日で「ウグイスの唄」は48回になった。当初は30回位の予定だったそうだが、どんどん伸びていった。「5月23日位迄は続けたい」と話された。すごい連載、素晴らしい記事だ。毎朝、徳島のTさんが朝7時ごろに「ウグイスの唄」をフェイスブックに載せてくれるのを待って、私もすぐに転載させてもらっている。毎日毎日待ちどうしい。

 昨年3月、一雄が急逝した。2000年5月から、ホームページ「冤罪狭山事件」を始めたのも、一雄の思い、闘いを知ってもらいたかった。ただ単純に一雄の頑張る姿を多くの人に知らせたかった。少しでも支援の輪が広がったらと願った。カメラはいつも一雄を追い続けた。その本人がいなくなった昨年夏ごろから、「冤罪狭山事件」のホームページは、2026年5月で終わろうと心に決めていた。

 
 入間川河川敷

2026年3月から始まった「ウグイスの唄」。そして毎日新聞・K記者や埼玉新聞の心に響く狭山記事、一雄がいなくなっても、決してあきらめず闘い続けてくれている支援者。

そして今、再審法改正の山場にある。現在の再審法、法務省が進めようとしている再審法では、えん罪被害者は救われない。何としても制限のない証拠の全面開示、検察の抗告禁止の再審法にするために今頑張らんと何時頑張るという状況にある。
5月7日には12時~13時まで衆議院第2議員会館前で「ノーモア!冤罪 国会前緊急行動」がある。そこで国会頑張れ!法務省案を通すな!との声を力の限りあげたい。
ホームページも、もう少し頑張ってみよう。

もうすぐ、63年目の5月23日がくる(集会は5月22日に開かれるが)。一雄のいない2回目の5・23だ。2025年3月11日、一雄は「5・23狭山集会に行きたい」と言った。それが最後の言葉だった。
一雄、残念だね。でも一雄と一緒に行くよ。一雄の決して屈しない精神、「真実は必ず明らかになる」といつも言ってた一雄、きっとそうなる。
闘いの中で、一雄の精神は生きている。
 取材を受けながら、様々な事を思った。
2日、久しぶりに加治記者と稲荷山公園に行った。さくらの名所でもあり、広々とした公園に以前は愛犬をよく連れて行った。一雄がジョギングをしていた入間川河川敷にも行った。めったに見られない富士山がこの日はくっきりときれいに見えた。一雄は大体夕方走っていたので、富士山はあまり見なかったかもしれないなぁ。映画を撮るとき、金監督に「速く走るとカメラが追いつかないのでゆっくり走ってくれ」と言われて、しぶしぶゆっくり走っていたことを思い出す。
2024年4月に一雄と一緒にイチジクの木を植えた。「来年食べられたらいいね」と一雄に云った。実が生ったのは2025年8月。最初に生ったイチジクをお供えした。今年も実がついている。枝を一杯広げている。一雄見えるかなぁ。
加治記者との2日間、いっぱい思い出し、いっぱい涙した。
加治記者が帰られた後、ココちゃん(愛犬)を病院に連れて行った。(耳がひどくただれていた。)最近忙しくて気が付かなかったのだ。
この1年、ココちゃんに救われた。また、私は耳が聞こえにくいので、郵便局の人が来ても、チャイムが鳴っても気が付かないが、ココちゃんが知らせてくれた。
一雄がいなくなってココちゃんは寂しがりになっていた。夕方になると私の傍に眠っている。助けられているのは私だ。

 4月29日、今年も「部落解放を考える婦人の会」の現調。多分25年以上続いていると思う。昭和天皇ヒロヒトの誕生日を祝日とした4月29日。「貴あれば賤あり」。祝日に異を唱え、行動として毎年4月29日、現調に来て下さる人がいる。

 4月28日、東京のGさん「4月26日の狭山街頭宣伝で再審法の署名83筆を頂く。最大の山場の5月7日、衆議院第2会館での『ノーモア!冤罪 国会前緊急行動』にリーさんと一緒に参加」との連絡。元気がでるね。うれしいね。
4月27日、久喜のジャスティスさんから、高裁、再審法の署名が届く。
一人ひとりの行動が山を動かす。

明日5月3日は奈良県から「一雄さんの仏前に手を合わせたい」とYさんが来られる。「これまでなかなか行けなかった。」というYさん。
わざわざ遠くから一雄に会いに来てくれる人がいる。一雄、ありがたいね。